美容整形の予算

美容整形をするかしないか、その悩みの原因の一つに美容整形にかかる費用は一体いくらぐらいになるのか良く分からない、というのがあるのではないでしょうか?

美容整形で扱っている分野はとても広く、またそのクリニックなどでも大きく異なりますので、ここで美容整形の相場をお話するのは無意味でしょう。ということで、美容整形をするにあたり、どこで費用が発生するかなどをご紹介しましょう。

まず健康保険ですが、残念ながら美容整形には健康保険は適用されません。病気や外傷によって障害を負った場合はその治療に健康保険が適用されます。しかし美容上の理由で治療を行う場合は適用されないのです。例えばケガなどで傷を負った場合、それをなるべく傷跡が残らないように縫合したり、薬を投与したりという治療には健康保険が適用されますが、正常に機能するようになると形成外科の範疇を越えます。さらに傷を負う前のきれいな状態に見た目を戻すとなると、美容整形ということになり、美容外科を受診することになるので適用外となってしまうのです。

美容整形をする前に必ずカウンセリングを行いますが、受診科によって保険が適用されるかどうかは違います。例えば形成外科などで脱毛やワキガ治療、シミの除去などの美容整形をする場合は診察に保険が適用されますが、美容外科では健康は保険されません。美容外科は基本的には自由診療です。自由診療の場合、料金は各施設で決めることができるため、美容整形を行う場合にはいくつかの施設を比較したほうが良いかもしれません。

そして手術料金。これは美容整形の種類や施設によってかなり大きな差があります。美容外科は自由に料金を決めることができるからです。美容整形の種類が同じであれば、どの施設でも材料費、人件費、アフターケアなどにかかる料金はそれほど大差ないのですから、費用が高いところは利益の多くが広告費にまわっているとも考えられます。名前が知られているクリニックで美容整形をすることが、イコール安心である、とは言い切れないのです。

美容整形の中でもワキガや陥没乳頭の手術においては適用されるところもあるようです。陥没乳頭は授乳時に障害となったり、陥没部分が清潔に保ちにくいため炎症を起こす恐れがあるからだと考えられます。

美容整形手術を受けた後はアフターケアが必要です。ここでの診察料、薬代、状況によっては修正代などがかかってきます。術後の経過によっても料金が変動する場合がありますので、美容整形手術を受ける前に確認する必要があるでしょう。

ちなみに美容整形にかかるすべての費用を含めて料金を提示しているところもあります。それ以上の費用は一切かからないと謳っていますが、どんな状況になってもまったく費用がかからないのかどうかは疑問が残ります。やはり各自が「自分が美しくなる」ということや「自分で費用を負担する」ということをしっかり認識して美容整形にのぞみましょう。