美容外科、正しい広告の見方
美容外科は広告が命!とまでは言いませんが、 美容外科にとって広告は重要なものであることには間違いありません。なぜなら、もっとも信頼できる“口コミ”というコストがかからない方法ではなかなか集客数をあげることはできないからです。もちろん悪いことをしたわけではないのですが「私、整形したの!」なんて堂々と言う人はあまりいないですよね。
美容外科を選ぶのは、美しくなるための第一歩。後悔のないように時間をかけてじっくりと選びたいものです。では膨大な数ある 美容外科の広告の中でどこをポイントとして見ればよいのでしょうか?
広告は他でもなく集客することに目的があります。ですからリスクがあることや高額な手術の費用などは表記しないのが普通です。言葉やその表現方法などをそのまま鵜呑みにするのではなく、しっかりと 美容外科を判断する目を持ちたいものです。
まず楽をして美を手に入れることはできません。こういった広告などには「楽に」「簡単に」などという表記が見られます。 美容外科を選ぶことから術後のケアまで、決して人任せではなく自分で行うのだという認識を持つ必要があります。
「痛みはありません」「腫れません」「終わってすぐに日常生活に戻れます」という言葉にも要注意です。痛みの程度は個人で差がありますし、腫れないというのも感じ方に差が出ます。これは断言してはならないことです。また、すぐ通常の生活ができる施術もありますが、出来ることだけではなく、出来ないこともあるということを知る必要があります。
費用については特に注意が必要です。 美容外科は自由診療といって、全額自費で診療を行うものです。自由診療の料金は、各 美容外科によって自由に決めることが出来ます。ですから 美容外科のクリニックによって金額に大きく差が出ます。広告ではほとんど最低価格を載せ、○○万円〜となっています。この“〜”というのがクセモノで、上限が書いていないのでトラブルの原因になることもあります。
医師の肩書きにまどわされてもいけません。美容外科はまだまだ浸透していない分野だけに、「○○博士」「専門医」「○○会員」などもっともらしい表記がされているとそれだけで安心してしまいがちです。良い美容外科の医師は肩書きや所属などだけで判断できるものではなりません。知識や技術はもちろんですが、その人の人格やフィーリングが合うかどうかは直接 美容外科に行って会ってみないと分からないことです。
また「当美容外科は絶大な支持を得ています!」というような表現も根拠がないものが多いのです。さらに美容整形の効果についても、データや統計上の数字を明確にせずに、「みんなが」「大部分の方が」という表現がされることが多く、ほんの一部の人にしか見られない効果があたかも 90 %の人に見られるというような書き方があることに注意しておかなければなりません。
数ある 美容外科の広告から、そのような表現がされているものを除いてみれば一気に数が減るのではないでしょうか?広告は 美容外科への集客を目的としていて、そのすべてを否定していてはきりがないのですが、あまり極端に手軽さをアピールするような 美容外科 は選択肢から外すというのも一つの方法です。
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