美容外科の医師について
美容外科は医療分野として認められてはいますが、一般の人には未だに未知の世界でもあります。「親から授かった体にメスを入れるなんて」という考えがまだ根付いているために美容外科についての正しい情報を集める前に敬遠してしまう人も多いと思います。
そして美容外科の施術等に関する情報は溢れていても、美容外科の医師に関する情報は私たち素人ではなかなか得にくいのが現状です。
美容外科の医師になるためにはどういった免許が必要なのかご存知ですか?実は法的には医師免許さえあれば、誰でも美容外科医になることができます。私たちが美しくなるために勇気を出して顔や体をお任せしたら、「実は昨日まで内科で診察してました」という可能性もゼロではないということです。
とはいえ現実的には美容外科は形成外科の分野ですから、形成外科を修得して美容外科の道に進む医師が多いようです。
日本美容外科学会( JSAPS )によると「形成外科では少なくとも5年間、日本形成外科学会が認める医療研修施設において形成外科に関わる研修を義務づけ、所定の専門医認定試験に合格した者に形成外科の専門医認定証を発行しています。この証明証は、顔を含め頭の先から足の先まで、形成外科で必要なトレーニングを受けてきた医師であることを証明しています」とし、日本美容外科学会の正会員になるためには、上記で説明している形成外科の専門医認定証を持っていることが条件となっています。
ですから日本美容外科学会員であるということは、美容外科医を選ぶ上で一つの目安にもなりえます。さらに日本美容外科学会では、美容外科に一定以上の経験があり、審査をパスすると美容外科専門医認定証を発行しているようです。
ただ、このような学会に所属しているかどうかや認定証の有無だけではなく、重要なのは美容外科の知識や経験があるかということになります。現実的にはそれを見分けるのは非常に難しいことです。
|